2021年5月11日投稿
日本社会・キャンパスに潜むヘイト 6.12シンポジウム
―在日コリアン学生1000人アンケートから―
今年3月の毎日新聞にショッキングな記事が載りました。先ず、その記事を少し紹介しましょう。
「在日コリアン学生(高校生、院生含む)と韓国からの留学生の計1000名を対象にした差別実態についてのアンケート調査が2月に発表された。それによると直接ヘイトスピーチをうけた割合は3割。そのうち半数近くが周囲の同級生から、1割が教員からという回答。その言葉は『まじお前韓国に帰れ』、『北朝鮮のスパイなのか』等。そしてヘイトを受けた学生の7割以上が『不快に感じた』、1割が『コリアンの自分を嫌だと思った』と回答。また、ヘイトデモ・街宣を見聞きした学生は75%。そのうち20%が『日本で生活することに不安、恐怖を感じた』と答えた。」
以上が新聞記事の一部です。その数字は私たちが普段想像しているものよりはるかに大きいのではないでしょうか。コリアン学生の置かれた差別状況の深刻さを示しています。
私たちは、今回の調査を実施した朝鮮奨学会の権清志代表理事の言葉ー「学生たちは文字通り心から血を流していると思う。それでも一生懸命回答してくれた」ーをしっかり受け止めなければなりません。
そこで、今回私たちは朝鮮奨学会の方とアンケート調査を分析した明戸隆浩さんをパネリストに、調査結果を読み解き、その背景にある問題を探る集会を行います。
ぜひ皆さんの参加をお願いします。
パネリスト
・明戸隆浩さん(立教大 助教)
・権清志さん(公益財団法人朝鮮奨学会代表理事)
日時:2021年6月12日 開始14:00~
場所:日本キリスト教会館4階(新宿区西早稲田2-3-18)
※当初は南部労政会館とお知らせしましたが、緊急事態宣言が延長されたため使 用で きなくなり、やむを得ず変更させていただきました。
資料代:500円
★ リモート中継を行います
会場までお越し頂けない場合でも、ご自宅のパソコンでご覧いただけます。
https://youtu.be/coSUfGRuIGM
主催:差別・排外主義に反対する連絡会 riteihyo@gmail.com