2020年6月14日

(報告)ロナに乗じたヘイトをやめろ!第2弾-自粛警察(ポリス)にNO! 6.14緊急アクション

第2弾は池袋でやりました!!

 「一人ひとりが接触者を8割減らす」という考え方に基づいた緊急事態宣言の下で、市民の外出や経済活動が「自粛」に追い込まれました。市民は不要不急の外出はしないように求められ、街の商店は店を開かないように圧力をかけられ、事業を停止した企業から多くの労働者が解雇されています。「自粛」しない商店・事業所に対して嫌がらせをする「自粛警察」まで現れて、多くの人々の日常生活が破壊されたのです。新型コロナウイルスの感染予防を大義名分に掲げた緊急事態宣言と「自粛」強要が、地域における監視と密告を横行させました。さらにそれが差別と分断を生み出し、特に外国人に対しては排外主義の激化として襲いかかっている現状に対して、標記の緊急行動を組みました。


 メインゲストはジャーナリスト安田浩一さんです。そのお話からは、時を経るごとに激しくなった外国人への排外主義的な攻撃の様子がよくわかりました。
 まず、商店が中国人の入店を拒むところからヘイトが始まりました。それが、中国人の経営する商店・飲食店への嫌がらせへと拡大します。一方で「官製ヘイト」も起こります。さいたま市が市内の幼稚園にマスクを配る際に、朝鮮学校付属の幼稚園への配布を除外したのです。その方針が多くに抗議の声によって撤回させられると、かわって当該の幼稚園に「外国人のくせにマスクを求めるのか」「日本人と同じ権利があると思っているのか」というヘイトメールが殺到します。愛知県では、病院に対して「外国人の診察をやめろ」という嫌がらせがありました。ただでさえ緊急事態宣言で生活が苦しくなっているところに、外国人差別というさらなる抑圧が襲いかかったのです。


 この日は、14:30~15:00の池袋東口駅前広場での事前情宣と15:30からの集会・デモの2部構成でした。雨模様の天気の中を駆けつけて下さった7団体の方から発言を受けました。各地域・各課題で取り組みを重ねている皆さんですが、それぞれのお話からは緊急事態宣言(さらには改憲で導入がもくろまれている緊急事態条項)が差別と排外主義を強めるものであることがよくわかりました。(発言団体は五十音順に、「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」「『高校無償化』からの朝鮮学校排除に反対する連絡会」「集会・デモくらい自由にやらせろ!実行委員会」「争議団連絡会議」「たんぽぽ舎」「反戦実行委員会」「ヘイトスピーチを許さない・練馬」です)


 デモは、池袋東口近辺を1周する2.6㎞1時間のコース。特筆するべきは、沿道のビラの受け取りの良さです。用意していたビラを、デモ前半の30分ですべて撒ききってしまいました。10人近くの方が続けてビラを受け取ってくれるということが、何回もありました。連絡会のデモ行進でここまで受け取りがいいというのは、記憶にありません。また、デモの途中で飛び入りの参加者もありました。20代前半の方で、デモ初体験だそうです。おかしなことがあったら声をあげないといけないと思っていましたということで躊躇なく隊列に入ったとのことです。交流会も2次会までお付き合いいただきました。
 デモ終了時の参加者は70名。この日は、多くの行動が重なっていました。代々木公園では黒人差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター」運動のデモ行進があり、3,500人の参加者。また、レイシズム団体も渋谷と秋葉原でヘイト街宣・ヘイトデモを行ない、それぞれ抗議のカウンター行動が取り組まれました。期せずして、反差別・反排外主義の同時行動になったわけです。


 安田さんと7団体の方からは、それぞれ貴重な視点をいただきましたが、その中から一つご紹介します。「ロックダウン」と「ステイホーム」です。今回の新型コロナウイルスの感染予防でキーワードになっていました。ロックダウンは「都市封鎖」、ステイホームは「家ですごそう」です。ところが、このロックダウンというのは、イスラエルによるパレスチナ民衆弾圧に使われた方法とのことです。抵抗するパレスチナ民衆を封じ込めるために都市を封鎖したことが始まりだそうです。
 そして、ステイホームは見方を変えれば「人を家から出さない」ということになります。法的な強制力を持たせれば、「外出禁止令」になります。日本では、ロックダウンはされなかったし、ステイホームも強制力は持ちませんでした。しかし、方向性としては「治安弾圧」の方向性をはっきり持っているものだったわけです。安田さんが、最後に次のようなことをおっしゃっていました。「なぜ私はヘイトスピーチに反対するのか。それは、差別と偏見の向こうに戦争と殺戮があるからです」
 差別・排外主義が治安弾圧と結びついた後に、戦争と殺戮がやってくる。今私達は、その歴史の入り口に立たされているのではないか。そんなことを感じさせられた行動でした。

 

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2020年06月14日|News:コロナに乗じたヘイトをやめろ!第2弾-自粛警察(ポリス)にNO! 6.14緊急アクション